「 英語フレーズ本はたくさんあり過ぎて選べない。」
「 ほんとうに役に立つ英語フレーズ本はどれなの? 」

英語学習をはじめた当初から、フレーズ本を何十冊も買ってわかったことは、「 結局見ない。」という事です。
例文が長すぎたり、文字ばかりの文法解説でしんどくなって断念したり、結局見ないまま眠ってしまった本ばかり。
でもそれは手当たり次第に、何がいいかも分からず買っていたことが原因だと思います。
今回、大手ブックショップで数十冊を実際に手にとり、内容を確認 → 厳選した英語フレーズ本を購入。英語を話せるようになった今だからこそ分かる、「 話すための英語フレーズ本 」をご紹介します。
本記事の内容
- 話すための役立つ英語フレーズ本3選
- フレーズ本を選ぶ基準
- まとめ
目次
話すための役立つ英語フレーズ本3選

さっそく、話すための、おすすめ英語フレーズ本を3冊ご紹介していきます。
1:『おとなの基礎英語』100のフレーズで話せる英会話
まずご紹介するのは、『おとなの基礎英語-100のフレーズで話せる英会話-』です。
※音声CD付き
※電子書籍は音声が別売りになっています
本書はNHK Eテレで放送していた「 おとなの基礎英語 」で紹介された役立つ100のフレーズをまとめ、書籍化したものになります。
おすすめポイント
- ミニドラマ形式なのでキーフレーズをつかう場面がわかりやすい。
- 会話例がシンプルで、むずかしい文法説明がない。
- 日常でよくつかうフレーズが集約されている。
モデル会話を通して学ぶので、どのような状況、どのような人間関係で使うのかも感覚的に理解することができる設計になっています。
引用元:「おとなの基礎英語」著者、松本茂 ( まつもと しげる )
場面と会話をセットにする事で、『 感覚的に理解できる 』ところが、本書で一番おすすめしたいポイントです。
別シーズンも発売されていますが、シーズン1だけでも日常で使えるフレーズを多く学べる内容になっています。1が気に入った方は他もチェックしてみて下さい。

2.『基本の78パターンで英会話フレーズ800』パターンがわかればどんどん話せる!
次におすすめしたいのが、『 基本の78パターンで英会話フレーズ800-パターンがわかればどんどん話せる!-』です。
※無料音声ダウンロード付き
タイトルの通り、本書は英語の基本78パターンを応用して、合計800ものフレーズを学ぶことができます。
おすすめポイント
- 基本パターンを応用した使い回し表現をたくさん知る事ができる。
- 例文が一覧になっていて、とても見やすい。
- ニュアンスを理解するための文法解説がわかりやすい。
- 楽しくおぼえたい方向けにギャグが満載
各例文の作成にあたっては、読者のみなさんが「これ面白い、使ってみたい」と感じたり、「これ言ってみたいんだよね」と思ったりしていただけるよう趣向を凝らしました。また、本書は、英語を楽しく話せるようにと、必死で考えた渾身のギャグ満載です。とはいえ、「日常の会話」の範囲・程度内ですので、ご安心ください。
引用元:「使える英語だけ覚えなさい!」著者、伊藤 太 ( いとう ふとし )/Gary Scotto Fine ( ゲーリー・スコット・ファイン )
本書は、場面解説の絵がとてもユニークなのが特徴です。基本フレーズの使い回しをたくさん学べるので、かなり使い勝手のいい内容になっています。
別シリーズも発売されているので、気になる方はチェックしてみて下さいね。

3.『寝る前5分暗記ブック』英会話フレーズ集<基礎編>
最後に、『 寝る前5分 暗記ブック -英会話フレーズ集<基礎編>-』をご紹介します。
※無料音声ダウンロード付き
学研教育 ( Gakken )が出版している「 寝る前5分シリーズ 」の1つで、100の基本表現をレベル別に紹介しています。
おすすめポイント
- この1冊で、初級から中級にレベルアップできる。
- 英会話に必要な基本表現と使い回しが身につく。
- ミニ会話とポイント解説がシンプルで理解しやすい。
暗記に最も適した時間「 寝る前 」を活用!
「 寝る前の暗記が記憶の定着をうながす 」というメソッドをもとに、英語でのコミュニケーションに必要な表現をコンパクトにまとめた学習本。できるだけ効率よく、短時間に、言いたいことが言える英語力を身につけたい人のために、おやすみ前の新習慣を提案します!
引用元:「寝る前5分 暗記ブック-英会話フレーズ集<基礎編>」この本の特徴
とにかく "シンプル" に特化したフレーズ集です。レベルは1~4に分かれていて、英語初心者の方が最初に手にするフレーズ本としてもオススメできます。
実際に、まいにち寝るまえに音声を聞きながら読みすすめましたが、内容がシンプルなのでラクに続けられます。
それでいて、実用的な表現を学べるので、シンプル イズ ベストなフレーズ本になっています。

英語フレーズ本を選ぶ5つの基準
今回ご紹介した3冊にも共通していますが、英語フレーズ本を選ぶときに基準にすることを5つ、一覧にしました。
- フレーズと場面がセットになっている
- 例文がシンプル
- かんたんな文法説明
- 使い回し可能なキーフレーズになっている
- 無料音声ダウンロード ( CD ) 付き
①フレーズと場面がセットになっている
フレーズと場面 ( 絵 ) がセットになっている。これが一番大切なポイントです。
フレーズ集のフレーズを全部暗記しても、いざという時にパッとでできません。それはそのフレーズをつかう場面がイメージできないからです。
「フレーズ」×「場面」で覚えると記憶にのこりやすいので、フレーズ集を選ぶ時、ぜひこのポイントは押さえておきましょう。
②例文がシンプル
例文が難しすぎると、キーフレーズ以外の単語や表現が気になってしまい、
読み進める → 疲れてくる →読まなくなるの悪循環になりやすいです。
読んでいて苦にならない、何度でも読み返せるフレーズ集のポイントとして、例文が簡単なものを選びましょう。
③かんたんな文法説明
文法を考えながら英語をはなす人はいませんが ( 日本語とおなじですね ) 、フレーズのニュアンスを理解するためには最低限、必要だと思います。
文法用語が多く説明が長いものは、読んでいると疲れてくるので、文法は補足ていどに解説しているものがオススメです。
④使い回し可能なキーフレーズになっている
日常英会話は、基本的なフレーズパターンを使い回していることが多いです。
トータルのフレーズ数より、基本パターンをもとにして、使い回し表現を紹介しているものがわかりやすいと思います。
目安として、キーフレーズ ( 基本表現 ) が100コ以内の本が、多すぎず少なすぎない、ちょうどいい数だと思います。
⑤無料音声ダウンロード ( CD )付き
正しい発音をまなぶため、というよりは、英語のイントネーションを練習するために無料音声ダウンロード ( もしくはCD ) はあった方がいいでしょう。
英語は、音楽のように音のトーンの上げ下げがつよいです。
日本語はわりと単調な音ですが、英語は抑揚があり、メリハリのある話し方をするので、音声と一緒にフレーズを読めば、ネイティブのイントネーションに近づけると思います。
まとめ:英語フレーズ本を利用して英会話力をアップさせよう

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回ご紹介した英語フレーズ集・おすすめの3冊は、どれを選んでも使える英語を学べるものになっています。
私自身も経験したのですが、英語学習をしていると、「 フレーズをたくさん覚えたい 」「 文法を知っておかないと 」という気持ちになり、難しい学習本に手をだしがちです。
ネイティブが使う英語は思っているよりうんと簡単です。シンプルに、感覚的に英語をはなすためにフレーズ集をうまく使って、英会話力アップにつなげて下さいね。
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See you next time!